昨年に引き続き、2018年1月6日に、2年連続【日本橋の七福神めぐり】で開運祈願をしてきました。日本橋七福神の神社といえば、日本橋通りや人形町通りに位置しており、江戸下町情緒ある区域です。
江戸時代中頃から「七福神もうで」と称して、正月元旦から七日の間に一年の幸福を祈って七福神を祀った神社・寺院を巡拝する風習が始まって、現在においても、この東京日本橋での七福神めぐりに、多くの方が参拝されてます。本日は、案内のツアーの旗が多く、どこの神社も多くの方の参拝で待ち時間もあるほどでした。
日本橋の七福神は、すべて神社で構成されてます。
(1)水天宮(弁財天)
(2)松島神社(大黒神)
(3)末廣神社(毘沙門天)
(4)笠間稲荷神社(寿老神)
(5)椙森(すぎのもり)神社(恵比寿神)
(6)小網(こあみ)神社(福禄寿)
(7)茶の木神社(布袋尊)
(1)【水天宮】(弁財天)
◆音楽 芸能 学問の神◆
東京メトロ日比谷線人形町駅出てすぐの「水天宮」。2016年4月に新社殿が完成。本日は多くの年始の参拝の方が多く並んで参拝の順番待ち状態でした。水天宮の「弁財天」は、七福神の中で紅一点です。音楽・弁才・財福・知恵の徳がある天女となって選ばれたとのことです。
★芸事をはじめ、学業・金運のご利益が名高いと篤く信仰されてるそうです。わたしも勝手ながら「金運」を祈願させて頂きました!
(2)【松島神社】(大国神)
◆食物 財福の神◆
「御朱印」(ごしゅいん)の袋を持った多くの参拝の方に付いて行くと、2番めの「松島神社」が見えてきました。半分ビルの中に、これって?神社なの?そうなんです「松島神社」なのです。
御祭神は大国主神をはじめ、ご神格の高い神様が14柱と他社に比べて多い神社とのことでした。
(3)【末廣神社】(毘沙門天)
◆勝負 魔除け 財福の神◆
毘沙門天の御神徳は勝運向上が有名です。勝運向上に加えて、末廣神社は、病気平癒はもちろん、厄除け、財運向上、福徳繁栄など「多聞天」の別名どおり、今では、様々な御神徳を求めて祈願する参拝の方が多いそうです。
(4)【笠間稲荷神社】(寿老神)
◆長寿 健康 お導きの神 幸運の神◆
「笠間稲荷神社」は、茨城県にある日本三大稲荷のひとつ、笠間稲荷神社の東京別所です。稲荷神社は元々「農業神」で、農事の始まる初牛の頃から収穫の終わる秋まで人里に姿を見せていて、田の神が山に帰られる頃に狐が山へ戻ることから、神様のお使いをする霊獣として狐(きつね)が選ばれたそうです。御本殿の側に「寿老神」が祀られてます。
★寿老人(寿命)とは?
人命の長寿を記した巻物をむすびつけた杖を持ち白髪の老人の姿をした福神で延命、長寿、無病息災をさずかる神として、古くから広い信仰を集めております。
(5)【椙森(すぎのもり)神社】(恵比寿神)
◆漁業 農業 商売の神 恵比寿神◆
笠間稲荷神社から人形町通り(東京メトロ日比谷線沿い)に出て、小伝馬町方向に少し歩くと、「椙森(すぎのもり)神社」がります。恵比寿さまの祀られている「椙森神社」は江戸時代から開かれていた「冨興行」(宝くじ)の抽選会場があった場所だそうです。今でも、「宝くじ当選」の祈願に来る方も多いとのことです。
(6)【小網(こあみ)神社】(福禄寿・弁財天)
◆幸福 財産 健康の神◆
「椙森神社」から人形町方向に少し歩くと、「小網(こあみ)神社」があります。
ご当神社はその御由緒から、「強運厄除の神さま」として祀られてます。また、当神社の弁財天も祀られており、境内の「銭洗いの井」で金銭などを清め、財布に収めておくと財運を授かることから、現在は「東京銭洗い弁天」(お金が洗えます)とも呼ばれ、尊敬を広げているそうです。(本日は、日本橋七福神の中では参拝客が最も多く1時間以上の待ちで混んでました。)
(7)【茶ノ木(ちゃのき)神社】(布袋尊)
◆笑門来福 子宝 家庭円満の神◆
小網神社から東京メトロ半蔵門線の水天宮駅方向に少し歩くと、ビルの谷間に「茶ノ木神社」があります。「茶ノ木神社」は、下総(しもふさ)(現在の千葉県)佐倉の城主「大老堀田家」の上屋敷にあった守護神として祀られてました。社の周囲にめぐらされた茶の木が見事だったことから、社名が名付けられたそうです。屋敷内だけでなく、周囲の町方にも永年火災が起こらなかったため、「火伏の神」と崇められたそうです。
日本橋 七福神めぐり、7つの神社で「御朱印」を頂きました。一つひとつの神社の神さまにお参りをしながら、改めて自分自身の「今年の目標」を確認できたように思います。
参拝のあと、人形町エリアの「美味しいもの」の多さにもびっくり!また、江戸の風情が残ってような町並みも、日本橋とは一味違う「空間」を感じました。
みなさんも、日本橋人形町を歩くと新しい発見に出会うかもしれません。